長期投資とレバレッジの考え方

スワップポイント狙いのトレードに求められるのは長期投資です。
為替差益のように大きな収益は期待できませんが、ポジションを保持しつづけるだけで発生するので、長くもちこせばもちこした分だけ、塵も積もれば式に増えていきます。

長期投資をする際に必要なことはポジションを保持しつづけること。為替の変動にいちいち損切りしているようではスワップポイントは期待できません。
そのために考えなければならないのがレバレッジの設定です。
レバレッジを高くすれば、当然それだけリスクも高くなります。

長期投資は短期投資よりも価格の上がり下がりは大きくなります。デイトレードでは価格の変動などたかだか数十銭から大きくても1円程度ですが、1年単位で見てみると5円10円の上昇・下落はあたりまえです。短期投資と同じ感覚でレバレッジを設定してしまうと、ロスカットの危険は格段に上がってしまいます。
したがって、長期投資にはポジションを保てるだけの低いレバレッジで余裕をもたせることが重要なのです。

では、いったい長期投資には何倍が妥当なのでしょうか。
最も安全な策をとるのだとすれば、過去数年間の最大下落幅をみてみるとよいでしょう。

たとえば、ドル円で取引を行う場合、2012年2月現在では、1ドル=80円以上となっています。ここではわかりやすく1ドル=80円として考えます。
最近ではこの水準であたりまえのように上下していますが、考えてみると、サブプライムローン問題が起こる前の2007年1月ころは、1ドル=120円でした。
この値を最大としてみてみると、下落率は33.3%です。

仮に2007年1月に5万通貨購入したとします。そのためには日本円で600万円が必要です。
そして5年後の2012年2月現在まで、5万通貨そのままもちこしたとします。この急激な円高ドル安により、5万通貨の価値は400万円にまで暴落してしまいました。

では、このような最悪の事態にも耐えるために、レバレッジは何倍に設定すればいいのでしょう。
上記の場合、為替差損は200万円です。
強制ロスカット率は、FX業者によって違います。また、レバレッジによっても変わってくるのが一般的です。
仮にロスカット率30%としてトレードをはじめるとすると、200万円の損益が強制ストップの水準とされるのは、200 ÷ 70% = 約280万円の証拠金を預け入れていたときです。つまり、証拠金300万円であれば、強制ロスカットにはなりません。

つまり300万円で5万通貨購入するためにはレバレッジ2倍となります。これ以上高くすると、このたびの金融危機はのりきれなかった、ということになります。

もちろん、ふつうはここまでの急暴落を、指をくわえて見ているなどとは考えられませんし、ここまでの世界規模の金融危機もそう滅多にあるものではありません。しかし、あえて最悪の事態を想定したリスク管理を考えているのならば、レバレッジ2倍が安全圏といっていいでしょう。

長期投資においてレバレッジをかけるメリット

・スワップポイントを狙ったトレードを行える
上記にも記載をした通り、レバレッジをかけることで手元の資産以上に通貨を運用することが可能です。その資産を生かした安定的に利益を得られる長期のトレードスタイルがスワップポイントを狙ったトレードになります。これはスワップ取引ともいわれますが、これができる条件としては、金利の低い国から金利の高い国の通貨を保有することでできます。

持っている通貨量が多ければ多いほどこの利益が得ることができるので、ロスカットにさえ気を付ければ、毎日利益を得ることができます。

・時間がない人でも安心してトレードができる
レバレッジをかけるメリットとしては元金以上の金額で取引をできるといいましたが、ロスカット差益をつけたレバレッジ管理をすれば、時間がない人でも大金を稼ぐチャンスがあります。時間がない人人はFXができないと思っている人も大勢おりますが、そうではありません。日本や世界の情勢をきちんと掴めるのなら、長期トレードで十分設けることができます。例えば日本でいえばアベノミクスが開始になって、円安トレンドが続いていましたがこのアベノミクスのタイミングで円安の動きをつかんでいれば、ポジションを持っていればそれだけで相当な利益になりました。このようにきちんと情勢を把握できるのであれば、だれでも簡単に持っているだけで利益を得ることができるのです。

長期投資においてレバレッジをかけるデメリット

・金利の変動には要注意
上記にも記載をしましたが、長期の投資において金利の差を利用したスワップ投資があります。しかし、このスワップ投資は金利の差があってこそのものなのです。この金利というのは決して安定するものではないことをお伝えいたします。この金利というのは、各国の中央銀行が独自に決めており、国内の経済を活性化もしくは安定させるために導入をします。例えば国内がデフレに見舞われたときに、国内の産業を活性化させるために金利を一時的に下げたり、反対にインフレになりそうになったら、金利を引き上げをするようなこともあります。

このように、各国の国内情勢によって金利は大いに変動するため、金利の差を狙ってトレードを行ってしばらく放置してたら、プラスどころかマイナスになっているという可能性もあるので、長期のトレードだからと言って安心はできません。そのためきちんとチェックは行いましょう。

・トレンドの変わるタイミングには要注意
長期トレードを行う際は、トレンドに沿って行います。そのため、トレンドが変わったら決済を行ってポジションを持ち帰る必要があります。このトレンドが変わるタイミングというのは、いろいろありますが要人発言やそれにかかわる指標発表です。

これらの内容については、その国の経済動向を変える可能性が多い内容となります。つまり国単位で行動を起こさせそうな内容が、トレンドを作ることになります。長期投資だからと言って、経済状況やニュースに無頓着になることはあってはなりません。

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